【教えてレシピ】脇役になりがちな春菊を主役に!

2021.01.10

【教えてレシピ】脇役になりがちな春菊を主役に!

お鍋に欠かせない冬の野菜、春菊。ついつい脇役になりがちな春菊ですが、実は栄養価も高く、積極的に食べたい野菜のひとつなのです。春菊が苦手な人でもペロリと食べてしまうレシピ、春菊の独特の香りを堪能できるレシピ、それぞれを料理家・さやかさんに教えてもらいました。

カロテンたっぷり緑黄色野菜

春菊は緑黄色野菜。通年手に入りますが、茎や葉が柔らかい旬は11月から2月にかけての冬になります。全体的に鮮やかな濃い緑色で、みずみずしいものが新鮮ですよ。豊富なビタミンKをはじめ、鉄、カリウム、カルシウムなどのミネラル類を含みます。小松菜やほうれん草などと同じくらいにβカロテンも多く含む栄養たっぷりの春菊を、脇役にしてしまうのはもったいないですよね。

子供もパクパク?!春菊ギョウザ

<材料>
 
春菊 … 1束

豚バラ … 300g

エビ … 10尾
 
酒 … 少々(エビの臭み取り用)
 
ゴマ油 … 小さじ1
 
薄口醤油 … 小さじ1.5
 
鶏ガラスープの素 … ひとつまみ
 
塩 … 小さじ1
 
コショウ … 少々
 
餃子の皮 … 60枚
 
 
<作り方>
 
①沸かしたお湯に塩をひとつまみ入れ、カットした茎の部分を入れ10秒ほどしたら葉の部分を入れ、30秒ほどで冷水にとる。
硬く絞ったら、小口切りにし、さらに絞る。

②豚バラは粗めのミンチ状になるようにカット、エビにはお酒をふって10分ほど置き、臭みをとってから粗みじん切りにカットする。
 
③豚バラに塩コショウを入れ少し練りこんでから、エビ、春菊の順番で加える。全体がざっくりと混ざったら、調味料を加えて全体をよく混ぜる。
この時に豚肉が温まらないよう手早く混ぜるのがポイント。

④餃子の皮に包む。
 
⑤温めたフライパンに油をひき、餃子を焼く。
最初は強火で、水を加えて蓋をしたら弱火に近い中火に、水分がなくなったらごま油をまわしかけて焼き目をカリッとさせたら完成!

白菜の代わりに春菊を使った餃子は、ミンチではなく豚バラを使うことで、より肉汁も多くジューシーに。春菊は豚肉とエビの旨味を吸収してさらに美味しくなります。香ばしさの後に春菊の香りが追いかけてきて、口の中が爽やかな後味になるので何個でもいけちゃいます。お子さんもパクパク食べてくれることウケアイです!

柚子との相性抜群!春菊のおひたし

<材料>
 
春菊 … 1束
 
出汁 … 100ml
 
薄口醤油 … 小さじ1
 
柚子の皮 … 1片 
 
 
<作り方>
 
①春菊は茎と葉の部分にカットしておく。
 
②沸かしたお湯に塩をひとつまみ入れ、茎の部分を入れ10秒ほどしたら葉の部分を入れ、30秒ほどで冷水にとる。

③春菊を硬く絞り、食べやすい長さに切る。柚子の皮は千切りに。
 
④出汁に薄口醤油を入れ、硬く絞った春菊、柚子の皮を入れ混ぜる。そのまま30分程度味をなじませたら完成!

春菊は生でも食べられるので、火を通しすぎず茎にシャキッとした食感を残すのがポイント。栄養価も逃しにくくなります。柚子の香りが春菊の香りを引き立ててくれますよ。
調味料も最小限なので、春菊の風味をダイレクトに味わいたい人にオススメです。

体も喜ぶ、いまが旬の春菊をたくさん食べて、今年の冬を元気に乗り切りましょう!
 
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