フジレポート2021
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循環型社会の実現に向けた廃棄物の発生抑制とリサイクルの推進廃棄物の発生抑制と循環利用により資源の消費を抑え、環境負荷の低減を図るため、商品のロングライフ化や店頭での資源回収を実施しています。また、再生利用業者、地元農家とフジの3者で食品リサイクルループの取り組みを行うなど、リサイクルを推進しています。MAP(Modied Atmosphere Packaging)包装を使用し、パッケージの中の空気をその食品の保存に適した精製された食品ガスに置換し、包装した商品を導入しています。パック内に鮮度保持ガスを閉じ込め商品の鮮度を保ち、長期間おいしさが保てるようになりました。おいしさが長持ちするフレッシュパックの導入企業活動による廃棄物量を減らすためには、まず廃棄物の種類や量を正確に捉えることが必要です。そこで店舗への廃棄物計量器の設置を順次進めており、エミフルMASAKIをはじめ23店舗で廃棄物計量器を設置しています。(2020年度)廃棄物の分別と計量の実施2019年11月、フジデリカ・クオリティで、自社廃棄物を利用するバイオマス発電施設を建設し、稼働を開始しました。2020年度は食品残さの95.7%である1,333tを再生利用しました。バイオマス発電施設の設置地域循環型食品リサイクルループの構築食品循環型リサイクルの推進愛媛県、高知県、香川県、徳島県の29店舗では、リサイクル工場と協力し、「食品循環型リサイクル」に取り組んでおり、各店で発生した食品残さをリサイクル工場に集め、たい肥にしています。このうち、愛媛県中予地区の23店舗の食品残さでつくられたたい肥は、地元農家で利用され、収穫された農作物はフジで販売されています。愛媛県北条の萩原・上灘波地区農家とフジ(小売業)、ロイヤルアイゼン(産業廃棄物処理業者)の3者が協力し、小売店舗で発生する食品残さをたい肥にし、このたい肥を使用して農家で野菜をつくり小売店で販売する地域循環型食品リサイクルに取り組んでいます。フジ農家松山市萩原・上灘波地区農家融資産業廃棄物処理業者松山市第1号の一般廃棄物処理業者店舗からでる食品残さを提供安心・安全な野菜を生産し販売食品残さを熟成させたたい肥を提供地域循環型食品リサイクル11

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