フジレポート2021
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太陽光発電システムの設置店舗屋上のスペースを有効活用し、自家消費型の太陽光発電設備を9店舗に設置しました(2021年5月末現在)。太陽光発電による電力の常時活用とあわせて、非常時(停電時)には携帯電話やパソコンなどの電源として使用することができます。AI予測によるエネルギーマネジメントの実施電力データ、気象データ、個店データ、省エネにつながるさまざまなノウハウをもとに、1日の電気使用量やピーク時間を予測するタブレット端末を各店舗に導入しています。AI分析による電気使用量削減のための具体的行動(いつ、どのような省エネにつながる取り組みを実施するのか)が提示され、省エネ活動に対する意識向上と電気使用量の削減につながっています。脱炭素社会に向けた省エネ・再エネの推進と環境負荷の低減CO2発生を抑制するために日ごろから空調、照明における電力削減や環境にやさしい設備の導入など、さまざまな環境負荷の低減に取り組んでいます。環境に配慮した設備・施設エネルギー管理システム(BEMS:Building Energy Management System)の活用店舗内で使用する電力消費量等を計測し、空調・照明設備などのピーク時の電気使用量を抑制・制御するエネルギー管理システムを導入しています。これにより自店の電気使用量が「見える化」され、状況をリアルタイムで確認することができます。電力使用量やエネルギーコストの見える化電気自動車充電ステーションの設置環境への負荷が少ない次世代型自動車の普及に伴い、電気自動車・プラグインハイブリット自動車用の充電スタンドの設置を進めています。新たに導入したV2X対応充放電装置は太陽光発電設備にて発電された電気を供給することが可能になり、電気自動車を電源として、店舗のコンセントなどに電気を供給し、非常用電源として活用できます。環境に配慮した冷凍・冷蔵ショーケースの設置ガスノンフロン(CO2)冷媒や、地球温暖化係数1,500以下の冷媒を使用した冷凍・冷蔵ショーケースの導入を進めています。従来のショーケースと比較して、CO2排出量や消費電力量を抑制し、地球温暖化防止に努めます。ショーケース冷凍機照明空調BEMS機器電気使用量の計測データエネルギー使用量データ見える化店舗見える化10未来のお客様と地域を考える

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